詳 細

2013-02-18

中国事業展開の株式会社プリンスホテルの中文ネーミング

 

 株式会社プリンスホテルが中国でスキー事業に参入していることはご周知の通り。現地の不動産最大手、万科企業(広東省)と提携し、まずは吉林省で中国最大級のスキーリゾートの開発に参画し、今冬にも一部開業するスキー場やホテルの運営を請け負い。これをきっかけに、中国の他の地域でも開発や運営に乗り出していくお考えのようです。

 

 さて、この中国事業の展開はまさに百年の計、どのような名前で行っていくのかは、日本ホテル業界の著名ブランドの同社にとって極めて重要です。プリンスの中文訳語の「王子」は中国の同業他社がすでに商標登録し、そうでなくとも王子を名前とした中国の会社は各業界にあり、町の靴屋さんさえ王子と称したりしているので、ネームバリューが薄れて高級感はもはや存在しなくなりました。そこで小社がプリンスホテルさんから相談を受け、中国語による新しい命名をと依頼されました。

 

 プリンスホテルの歴史を勉強し、関係者の方々と何度も議論を重ね、新しい事業への思い入れや意気込みを拝聴しました。そこで、プリンスホテルのブランドに相応しい良きネーミング案を浮かび上がりました。

 

 中国は門戸を開いて経済発展30余年、国内外の会社が夥しくできてしまったため、そもそも限りのある縁起の良い表現が我先にと取り合いになり、名前に使える二文字の単語は殆どなくなりました。漢字四文字の社名が多いことはそのためです。こうした状況の中、プリンスホテルのイメージにぴったり合う二文字既成単語が見つかること自体は驚きに値したほどです。登録済みで公表されているものがないことを確認した後、念のため国家商標局の内部ネットワークでも調べてもらって、申請中もないことが確認でき、プリンスホテルさんの方々と一同に嬉しくなりました。

 

 良いスタートはもはや成功の半分に達したと言われます。天意とも言えるような好ネームを手にしたプリンスホテルさんの中国事業、素晴らしい展開を見せるに違いないでしょう。いまから楽しみにしております。